森林による大気中のCO2の吸収・固定も極めて有効な地球温暖化防止の手段となります。日本では、京都議定書による温室効果ガス削減義務6%のうち、最大で3.8%分を国内森林のCO2吸収で充当することが認められています。
王子製紙グループでは京都議定書で定められたクリーン開発メカニズム(CDM)に基づく植林を検討しており、そのために必要な『新方法論』(注3)をCDM理事会に申請しました。その結果、2007年7月のCDM理事会で正式に承認されました。方法論は、持続的な森林生産を目的とした植林活動を通じて二酸化炭素クレジットを計測するためのものであり、製紙業界としては世界初の方法論となります。CDM植林対象地として検討しているマダガスカルでは、過度の薪炭材伐採や焼畑などにより荒廃した草地が拡大しており、未利用の荒廃地に持続的な森林経営を行うことで、製紙原料を造成するとともに、温暖化防止、地元社会、環境に貢献できると考えています。
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| CDM植林事業調査 |
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CDMとは、Clean Development Mechanismの略。「京都メカニズム」(注4) のひとつで、クリーン開発メカニズムと訳します。先進国の資金や技術支援により、開発途上国でエネルギー転換や省エネによって温室効果ガスの排出削減などにつながる事業を実施し、その事業により生じる削減量の全部または一部に相当する量を先進国が排出枠として獲得することで、その先進国の削減目標の達成に利用することができる制度のことです。CDM事業には、エネルギー転換や省エネによって温室効果ガスを削減する排出削減型CDMがありますが、これに対して、森林でない土地の植林によって温室効果ガスを吸収するタイプの事業がCDM植林です。 |
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| (注3) |
新方法論 |
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CDMプロジェクトの申請にはCDM理事会承認の「二酸化炭素等の温室効果ガスの吸収量、排出削減量を測定する方法」=「方法論」を用いる必要がある。適切な「方法論」がない場合、新たな「新方法論」を作成し、CDM理事会の承認を受ける必要がある。 |
| (注4) |
京都メカニズム |
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市場原理を活用して地球温暖化を防止する方法として京都議定書で認められたもの。共同実施(JI)、クリーン開発メカニズム(CDM)、排出量取引の3つの制度がある。 |
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