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環境への取り組み│資源循環型ビジネスモデル│ビジネスモデルの考え方
王子製紙グループは、環境に配慮して紙の需要に応えることが、企業の社会的責任と考えます。
森のリサイクル、紙のリサイクル、地球温暖化対策を3本柱とした王子製紙グループの資源循環型モデルのイメージ
古紙はできるだけ回収し、回収した古紙は最大限利用します。
増加する日本の紙需要に製紙業界が安定供給を果たしてこれたのは、製紙原料に占める古紙利用率を約60%まで高めたことが大きな要因です。王子製紙グループは、古紙を「都会の森林資源」と考え、「古紙はできるだけ回収し、回収した古紙は最大限利用する」を基本姿勢としています。また、紙に再生できない紙はエネルギーとして利用し、化石燃料の節約とごみの削減につなげています。
適切な管理をした森林は、再生可能な循環型資源である優れたバイオマス資源です。
化石資源の代表である石油は、いつかはなくなってしまう限られた資源です。紙パルプ産業は、森林などの再生可能な循環型資源であるバイオマス資源(注1)の有効利用を推進しています。王子製紙グループは、環境的、社会的、経済的に適切な管理をした「持続可能な森林経営」を実践し、それらの森林だけを資源とする木材原料を調達しています。2005年4月には「木材原料の調達方針」を発表し、この取り組みを明らかにしました。
また、2007年4月には「王子製紙グループ・パートナーシップ調達方針」を制定し、王子製紙グループが調達する原材料に関するCSR調達方針を発表しました。このCSR調達方針の下で、「木材原料の調達方針」を「木材原料の調達指針」として改訂し、王子製紙グループが調達する木材原料が持続可能な森林経営による資源を原料としていることを確認する体制を強化しました。
(注1) バイオマス資源 再生可能な生物由来(木材など)の有機エネルギーや資源のことで化石資源を除いたもの。
持続可能な森林経営の実践とそれらの森林だけを資源とする木材原料の調達方針のイメージ
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森林は木材繊維だけでなく、バイオマス燃料も供給しています。
クラフトパルプ (注2)の場合、紙になる繊維は木材の半分だけです。その他のリグニン(注3)やヘミセルロース (注4)などは、蒸解プロセスで黒液(黒い植物性廃液)(注5)として木材から分離され、バイオマス燃料として使用しています。木材を紙の繊維原料にすると同時に、バイオマス燃料としても最大限に有効利用していることが、製紙会社の特徴です。
(注2) クラフトパルプ  水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)と硫化ナトリウムを使い、圧力をかけて約160℃に加熱することで、木材チップからリグニンなどを溶かし出して繊維をバラバラにする方法で生産されるパルプ。
(注3および注4) リグニン、ヘミセルロース   木材の主な化学成分はセルロース、ヘミセルロースおよびリグニンである。木材の約半分を占めるセルロースは主に繊維という形を作っていて、紙に利用される。残りのヘミセルロースとリグニンは繊維と繊維を接着したり隙間を充填したりしている。
(注5) 黒液(黒い植物性廃液)   木材チップからパルプを生産する工程(クラフトパルプ化法)で、木材チップの中の木材繊維をパルプとして取り出した後の、黒い植物性廃液のこと。リグニンやヘミセルロースなどが主成分であり、蒸解薬品を含む。
省エネルギー対策や非化石エネルギーへの転換により、地球温暖化防止に貢献しています。
王子製紙グループは、高効率設備の導入、排熱回収などによる省エネルギー対策および非化石エネルギーへの転換により、地球温暖化問題に対応しています。具体的には、黒液(黒い植物性廃液)・木屑といった再生可能なバイオマス燃料や、RPF(注6)・廃タイヤなどの廃棄物燃料の利用を拡大して化石燃料由来のCO2の排出抑制に取り組んでいます。このことは化石エネルギーの使用量削減も可能にしています。
(注6) RPF ごみ固形化燃料の一種で、紙ごみと廃プラスチックから作った固形燃料。廃プラスチックや再生困難な紙ごみ(古紙)のサーマルリサイクルとして注目されています。
古紙と環境に配慮した木材パルプは、どちらも同じように環境にやさしい原料です。
「持続可能な森林経営」による森林資源から生産する木材パルプも、古紙と同様に環境にやさしい紙の原料です。 王子製紙グループでは、古紙はできるだけ回収し、その利用にあたっては古紙のグレードを考え、再生紙をつくる際に、品質の高い順番に再生することが効率的な方法だと考えています。個々の紙の古紙配合率の高低を評価するのではなく、王子製紙グループ全体としての、環境に配慮した製紙原料の調達に対する取り組みを、評価していただきたいと考えます。
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